株主の力

株式会社設立で知っておくべき株主の力

株式会社設立をするときには資金が必要で、最初に集めた資金は株式会社設立時の資本金となります。
発起人としては、多くの出資者がいて、たくさんの資金を提供してくれるに越したことはありませんから、もしも多く出資してくれるという人が言えれば歓迎するかも知れません。
しかし、一人の人や、あるいはあるグループが多くの資金を提供してくれる場合には注意しなければならないこともいくつかあります。
なぜかと申しますと、株式会社設立をすれば、代表取締役や取締役、あるいは監査役のような役員よりも、株主の方が強い力を持っているからです。

株式会社設立をすれば、その会社は誰のものになるのでしょうか。
株式会社設立のために汗水を流した人のものになると考えるのは自然なことなのですが、株式という特徴を考えればそうではありません。
株式会社は株主のものだと考えておいた方が良いでしょう。
ですから、総会を開催すれば保有している株式数に応じた議決権を持つことになります。
もしも過半数の議決権を持たれてしまうと、経営権を握られてしまうことにもなりかねません。

そうなると、会社を乗っ取られてしまう可能性もあります。
会社の運営自体は取締役が行いますが、取締役を選任する権利を持っているのは株主他と言うことは頭に入れておくべきでしょう。
ですから、出資をしてくれるからと言って喜んではいられないのです。
会社を乗っ取られないようにするためには、やはり過半数の株式は保有しておいた方が良いですから、資本金となる金額の過半数は自分で準備をするのが良いと考えられます。
過半数の資金を自分で準備しておけば、創立総会でも大きな力を持つことができますから、問題はないでしょう。

出資してくれる会社もあって、このような会社を利用すれば多くの資金提供をしてくれることもあります。
しかし、資金提供をした結果として技術やノウハウを盗まれてしまうと言うこともあり得ますし、そもそもそれが目的で出資すると言ったこともあり得ることでしょう。
そのようにならないようにするために、自分で出資する金額は大きくしておかなければなりません。
もしもキャッシュで出資金を準備できないのであれば、現物出資によって出資金を増やすこともできます。
現物出資だけというわけには行きませんから、いくらかのキャッシュを準備することは必要となりますが、それでも現物出資によって保有株式数を増やすメリットは大きいと考えられます。